2010年2月15日月曜日

アースデイのつくり方BETA:はらっぱ祭りにて(1)

 さて「アースデイのつくり方」の実質的な第一回。
 ちょうど良いサンプルとして、先日11月23日に7年ぶりぐらいで参加して大歓喜だった「武蔵野はらっぱ祭り」のようすを伝え、語ってみようと思う。何回かのシリーズになる予定。
 はらっぱは僕にとって、その後のアースデイにつながる市民フェスティバルの原点。
 数年にわたり出店者、そしてスタッフとしても働き、舞台裏ものぞいて勉強させてもらった。アースガーデンとして最初のイベント「フリーマーケット楽市楽座」を湯島聖堂で始める時、僕はハッキリと「『はらっぱ祭り』のような場を東京の真ん中に作りたい」と思ったぐらいだ。




「アースデイのつくり方」のモデルとしての「はらっぱ祭り」
 はらっぱ祭りをアースデイのモデルとして考えた時に何が優れているのかを考えてみると、以下のようなポイントが浮かんでくる。

1:地域の人々による自立的な開催
2:会場の環境が気持ちいい
3:ステージはもちろん出店も、本質的な部分で質が高い
4:多様性を楽しめるだけの大きさがありつつ、過剰ではない
5:日常の延長上にある地域イベントであり、資金や設営などの面でも
  イイ場づくりを志す皆にとって参考になる知恵と蓄積が多い

 他にもまだ出てきそうだけれど、まずはこんなところで稿を進めるとして、はらっぱの全体像は一度確認して欲しいので以下のリンクで、本ブログの以前のレポートを参照して下さい。4枚ほど09年はらっぱ祭りの写真を張っています。

「はらっぱ祭り」がある所
 写真で見て分かるとおり、はらっぱ祭りはその名前のごとく「原っぱ」で開催されています。東京駅を起点に西に東京を横切り、最近話題の高尾山をかすめ、やがて山梨〜長野へと至る「中央線」。この路線で東京から40分弱の郊外の駅から、さらに歩いて30分ぐらいの「都立武蔵野公園」という広大公園の一画が会場。「野川」という小さな川に沿った緑地公園の、まさに野川に寄り沿った通称“くじら山はらっぱ”で、はらっぱ祭りは20年以上開催されている。
 元々、この原っぱを公園整備の一環で開発しようという話しに反対する地域の有志が、そのアピールのために始めたのが最初のキッカケだったそうだけれど、僕が出店までするようになった94年頃には、すでにそうした反対運動的な空気感は希薄だったので、原っぱの開発自体はわりと早い段階で中止になっていたのだと思う。
 きっかけは反対運動だったけれど、初めてみたら“その場に集うこと”自体のパワーと魅力で、それが継続されていくというのは、よくある話し。原っぱも、そうやって沢山の人たちの気持ちを集めながらここまで転がってきたのだ。

 と、色々と話が尽きないので今日はここまで。
 次回以降は、上にあげた「はらっぱ祭りの優れたポイント」に沿って、書こうと思います。
 気がつけば2010年も2月の半ば、もう1年の1割以上過ぎちゃいました(驚!)アースデイ東京の準備も着々と進んでいます。


、、、、、、、
本ブログの稿の進行を待ちきれないと言ってくれる嬉しい方は、
コチラのコラムをどうぞ!たっぷり長いです(笑)
「2022年アースデイの旅」http://www.earth-garden.jp/en_colum/

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